10月2日の金融市場はNYダウは上昇、日経平均は下落、米長期債利回りは横ばい。為替はドル円・ユーロ円・ユーロドルは全て下落。
ユーロ円に直接の売りが入った格好ですが、イタリア連立政権の一角を担う『同盟』の有力議員がイタリアがユーロ圏を離脱すれば経済情勢は改善するとの認識を示したことが材料となっています。
ユーロ発のリスク回避の際にはこういった値動きとなる事もありますので、頭の片隅おいておくと良いかとも知れません。
ドル円


日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル円の値動き
始値:113.867
高値:114.010
安値:113.522
終値:113.598
-26.9pips(高値から安値:48.8pips)
ドル円の解説
【日足】
昨日はやや長めに見たお話をしましたが、今日は近視眼的なお話をしようと思います。
青の楕円の中の値動きは、オレンジの波のように安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状になっています。
これだけを見るのであれば、ひたすらに買っていれば良かったという事になります。
これまではそれでよかったし、波形の観点からすると売る理由はせいぜい強そうなレジスタンスラインを根拠にあわよくばの打診売りを仕掛けるというくらいで、そういうレジスタンスラインがない所で売って負けた場合は『何やってんねん』という事になるという状態でした。
その状態は今も変わりない・・・というのが基本的な見方ですが、昨日の記事で書いた通り、114円台から上には日足レベルの注目すべきレジスタンスラインが断続的に存在しています。
買い持ちの人は利食うのか?持ち続けるのか?の決断を迫られる時が近いかな~?という感じになってきています。
【1時間足】
114円台の日足のレジスタンスラインの手前で小型のレンジを形成後下落と言った格好になっています。
直近の値動きとしては、『112.592』から114円ジャストくらいまで上げてきたという事になろうかと思います。
黄色の水平線は『112.592』~『114.029』に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
こうしてみると50.0%戻しライン並びに61.8%戻しラインの付近に日足・1時間足レベルのサポートラインが固まって存在しています。
基本的には、この辺りを中心にマークしておくという事で良いかと思います。